クロノジェネシス雪辱V 春の無念、台風一過の淀で晴れ晴れ/秋華賞・牝馬最後のクラシック制覇

京都 コース:2,000メートル(芝・右)国際 牝馬指定 17頭立て 天候晴 芝 稍重 秋華賞GⅠについて

 今回勝利した「クロノジェネシス」の血統は、【父:バゴ・母:クロノロジスト】、半姉には今年の5月に「ヴィクトリアマイル(G1)」を勝利した「ノームコア」がいる。「クロノジェネシス」は、桜花賞もオークスもいない、今回の秋華賞で、桜花賞もオークスも3着に敗れ悔しい思いをした中での、オークスからの直接参戦。今回は、見事に最後の「一冠」を手にした。よくよく考えたら、今回のレースで「3着」までに入ったは、全てオークスの2着馬と桜花賞の2着馬と言うのにも、何か女の仔の最後のクラシックの冠にその屈辱を味わった・・・と言う事になった。1番人気の「ダノンファンタジー」は、最初から前々に付いていたが、何せ速いスピードで流れていたレースの中で、8着と最後の一冠を取る事ができなかった。


 レース展開
「1番ダノンファンタジー」が好スタートを切る。先行争い・ホームストレッジ、まず「1番ダノンファンタジー」が行くが後続が殺到して、「7番ビーチサンバ」外は「15番コントラチェック」そして「12番レッドアネモス」も前に、その直後に「8番カレンブーケドール」・「16番パッシングスルー」・「13番サトノダムゼル」も好位グループに取り付いて、一団で17頭1コーナーをカーブして行く。1コーナー、先手は2頭並んで、内「7番ビーチサンバ」外「15番コントラチェック」で「7番ビーチサンバ」が譲らずわずかに先頭で、2コーナーのカーブ。3馬身差の三番手内に「1番ダノンファンタジー」外から「16番パッシングスルー」が四番手で向正面。その後内から「3番ブランノワール」が五番手で追走、差が無く外から「12番レッドアネモス」その間から「5番クロノジェネシス」、2馬身差で外目に「11番フェアリーポルカ」内から「8番カレンブーケドール」、中団の後ろに「9番シャドウディーヴァ」が単独追走で、後はその後ろ3,4馬身離れて外から「17番エスポワール」で前半1000mは「58.3秒」と早いペースでレースは進む。後方は内から「6番ローズテソーロ」外目に「13番サトノダムゼル」そして内から「14番シゲルピンクダイヤ」で内回りの3コーナー、外から「18番シングフォーユー」で残り800mを切って、外「10番シェーングランツ」内から「4番トゥーフラッシー」が最後方。
 3,4コーナー中間、レースを引っ張って行くのが先頭「7番ビーチサンバ」リード1馬身で3,4コーナー中間から残り600mを通過して、その外「15番コントラチェック」二番手外に持ちだした「1番ダノンファンタジー」三番手、二番手と先頭との距離を知目て行く、インコースには「3番ブランノワール」そして外からは「16番パッシングスルー」そのインに「5番クロノジェネシス」で4コーナーカーブから直線コースへ向かう。「7番ビーチサンバ」が先頭、リードは2馬身二番手内「3番ブランノワール」外から「1番ダノンファンタジー」そして間から「8番カレンブーケドール」が伸びて来る、そして「5番クロノジェネシス」と前はもつれるように、先頭に迫って行って残り200mを切る。今度は外に出した「5番クロノジェネシス」が先頭に変わり間から「8番カレンブーケドール」三番手は「9番シャドウディーヴァ」そして、大外から「14番シゲルピンクダイヤ」が追い込んで来て先頭は「5番クロノジェネシス」で「8番カレンブーケドール」に2馬身の差をつけてゴールイン、「14番シゲルピンクダイヤ」は3着。



着 順

1着 3枠 5番 クロノジェネシス 牝3 55.0 北村友 タイム1:59.9 4番人気 オッズ6.9 上り36.1 通過6-7-5-5 (栗東)斉藤崇 452(+20)

2着 4枠 8番 カレンブーケドール 牝3 55.0 津村 タイム2:00.2 着差2馬身 2番人気 オッズ5.6 上り36.2 通過6-8-8-7 (美浦)国枝 464(0)

3着 7枠 14番 シゲルピンクダイヤ 牝3 55.0 和田 タイム2:00.4 着差1.1/2 10番人気 オッズ27.0 上り35.6 通過14-14-14-11 (栗東)渡辺 464(+4)

 「秋華賞・G1」(13日、京都)

 芦毛の馬体を躍らせ、4番人気のクロノジェネシスが直線鮮やかに抜け出して完勝。桜花賞馬もオークス馬も不在ならば負けられぬとばかりに、無冠に終わった春の雪辱を見事に果たした。2着はオークス2着馬カレンブーケドール(2番人気)、3着は桜花賞2着馬シゲルピンクダイヤ(10番人気)で、くしくも春の実績馬が上位を独占。1番人気に推された2歳女王ダノンファンタジーは、見せ場なく8着に敗れた。

 桜&樫の女王不在の三冠最終章。直線半ばで馬群から勢い良く抜け出したクロノジェネシスが、追いすがるカレンブーケドールに2馬身差をつけて完勝。春のクラシック2戦でいずれも3着に敗れた悔しさを、台風一過の淀でついに晴らした。

 昨年のアーモンドアイに続く、オークスからぶっつけで臨んだ淀の大舞台。馬上で人さし指を天に突き上げ、喜びを爆発させた北村友は「馬の力を信じて一生懸命に追いました。デビューからずっとコンビを組ませてもらって、今回ようやく結果を出せました。感謝しています」と破顔一笑だ。

 ビーチサンバとコントラチェックが飛ばし、前半1000メートルの通過は58秒3。ハイペースを味方に5、6番手を無理なく追走し、冷静に勝機をたぐり寄せた。「前を行くダノンファンタジーを見ながら、理想の競馬ができました」。今年は大阪杯(アルアイン)に続くG1・2勝目。腕はあっても、なかなかチャンスをつかめなかった苦労人が上昇気流に乗っている。

 昨年、ノーヴァレンダで統一ダートG1(全日本2歳優駿)を勝っているものの、JRA・G1は斉藤崇厩舎にとって初めて。指揮官にも格別の思いがよぎったに違いない。調教助手時代には松永幹厩舎でレッドディザイアを担当。09年秋華賞、宿敵ブエナビスタを鼻差退けて戴冠したシーンは記憶に新しい。「道中はいい感じで走っていましたし、抜け出した時の瞬発力がすごかったので、そこで勝利を確信しました」。37歳1カ月15日でのVにより、レース史上最年少優勝調教師に。開業前に世話になった藤沢和師ともガッチリと握手。感謝の気持ちを伝えた。

 次戦はエリザベス女王杯(11月10日・京都)。ぶっつけでの参戦は、秋の2冠奪取を見据えての策でもあった。「走ってみないと分からないですが、この馬の能力も高いので」と新鋭トレーナーは野心を隠さない。鮮烈な走りを見せた芦毛のヒロインは、歴戦の古馬、そしてオークス馬ラヴズオンリーユーが待つ新たな頂上決戦へ歩みを進める。

提供:デイリースポーツより

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